クレジットカードをゲット

メインバンクのKiwibankからクレジットカードが届きました。
これでクレジットカードが必要なときに、日本のクレジットカードを使わずに済みます。

いつまでも日本のクレジットカードを使っていると日本の銀行口座にお金がなくなってしまう心配がありますし、特に最近は円安なので、NZドルを持っているのに、不本意なレートで日本円からNZドルに両替されてしまうのもしゃくです。

もっともNZはアメリカのようなクレジットカード社会ではなく、ほとんどEFTPOSで用が済むので、クレジットカードがなくてあまり困ることはありません。それでも、NZのクレジットカードがあればよかったのにと思うことが今まで何回かありました。

まずは移民局に費用を払うとき。EFTPOSとパーソナルチェックは利用可能ながら、非推奨でした。EFTPOSは郵送での申請では利用できない、またパーソナルチェックは決済に日数を要し、その分処理が遅くなるという理由で歓迎されていません。

ですので、何回か移民局に費用を払いましたが、最後の5000ドルを除き、日本のクレジットカードで払いました。最後の英語授業料の5000ドルは、銀行小切手を作ってもらいました。最近の円安にさらにクレジット会社の手数料を上乗せしたレートで日本の口座から引かれるよりも、銀行に5ドルの手数料を払った方が得だと思ったからです。

同じようにインターネットでの取引ではクレジットカードの方がよい場合があります。trademe(NZのインターネットオークション)のアカウントを作ったときも初期費用の支払いをクレジットカードでなく振込にしたので、利用可能になるまで日数を要しました。また、個人で通販のサイトを立ち上げたときのco.nzドメインの費用もクレジットカードでないと支払うことができませんでした。(たいした金額ではないので、日本のクレジットカードで支払いましたが。)

さて、日本ではショッピングセンターなどで声を掛けられて、ポイントカードなどを作ると、有無を言わせずクレジットカードがついてきたりするくらい勧誘競争が熾烈で、実際カードは簡単に作ることができます。入会審査が必要ということで、年収や会社名を書かされたり、会社に在籍確認の電話がかかってきたりしますが、実際にはブラックリストに載っていなければ、まず却下ということはないのではないでしょうか。また競争の結果、流通系を中心に年会費無料のものが多くなりました。

ニュージーランドでも日本と同じように流通系・銀行系のカードの宣伝を見かけますが、日本のようにショッピングセンターを歩いているだけで勧誘されるようなことはありません。いくつか資料を手にとって調べてみましたが、50-60ドルくらいの年会費がかかるものがほとんどで、日本のように年会費が無料のカードはありません。ただ、Kiwibankのクレジットカードだけは、口座残高の合計が一定以上であれば会費が免除されるという説明を発見したので、申し込んでみることにしたのです。たぶん他の銀行でも同様の規定があるのではないでしょうか。

しかし、今日クレジットカードを手に入れるまでの道のりは平坦ではありませんでした。実はこれが二度目の申請で、一度目はダメだったのです。

時系列で書くと、こんな感じです。

9月19日
オンラインバンキングの画面からクレジットカード申し込みをしました。
信用情報の調査に同意するとか、18歳以上であるとか、いくつもの条件にチェックをつけたのですが、その中に「NZ Residence」であることというのと、年収24000ドル以上というのがありました。「NZ Residence」というのが永住権を意味するのか、単に居住者という意味なのか、不明ですが、すでにこの時点で永住権の決定通知を受け取っていたのでいいだろうと思い、チェックをつけて進みました。
申請内容には、住所や収入、会社名などのほか、同居の家族以外の知人の住所氏名というのがありましたので、上司の名前を使わせてもらいました。その人との関係を入れるところの選択肢には、「uncle」とか「cousin」とかばかりで「上司」や「同僚」というのはありません。そこで「friend」にしておいたのは、実は内緒です。
全て入力を終えたあと、
「申込にあたって追加情報が必要。審査に入る前に、次のアイテムを近くの郵便局で提示せよ
・収入証明(例:最新の給与明細2回分か、雇用主からのレター)」

というのが最後の画面で表示されて終わりました。

9月20日
雇用主からのレター(移民局に提出したもの)を郵便局に持っていき、コピーを取ってもらいました。

10月4日
手紙が来ました。
「永住ビザのコピーおよび最新2回分の給与明細を送れ。2週間以内に提出がない場合には、キャンセルとみなす。」とのことです。
移民局に預けてあるパスポートに約20営業日でビザのラベルが貼られてくると、このときは信じていたので、2週間なら間に合うはずでした。

10月24日
ビザのカテゴリをお読みいただけると分かるように、アテが外れて、2週間経っても永住ビザのコピーを提出できませんでした。本当に2週間であっさりキャンセルされたらしく、オンラインバンキングの画面で、「クレジットカード申込」というメニューを押すと、今まで「申込を受け付けました。」という画面だったのが、いつの間にか変わっており、また申込ができるようになっていました。

11月9日
今度こそ、ビザのコピーはいつでも出せるので、ビザのコピーや給与明細も手元に用意して、再度オンラインバンキングの画面からクレジットカードを申し込みました。なぜか今度は最後の画面で「審査に入る前に、次のアイテムを近くの郵便局で提示せよ」という指示は出ませんでした。

11月19日
いつものようにインターネットバンキングにログインすると、口座が1個増えています。クレジットの口座で、クレジットカードの番号と、利用限度額も表示されています。

11月20日
クレジットカードの審査に通ったという手紙が届きました。マネージャー名での定型的な手紙と利用規約などの冊子が入っており、カードは7営業日以内に届けますとのことでした。結局、ビザのコピーも給与明細も提出することはなく、拍子抜けです。

11月22日
めでたくクレジットカードを手に入れました。
オンラインバンキングの画面で「クレジットカード申込」というメニューを押したところ、今まで「申込を受け付けました。」という画面だったのが、いつの間にか変わっており、
「申込にあたって追加情報が必要。審査に入る前に、次のアイテムを近くの郵便局で提示せよ
・収入証明(例:最新の給与明細2回分か、雇用主からのレター)」

と表示されています。




何だかなあ。