パスポートのCertified Copy

船会社の代理店であるEVANS社に通関と検疫の代行および配達を頼むことにしましたが、必要な書類を書きにこの会社に行ってきました。行ってみると「ごめん。パスポートが必要だというのを忘れてた」という具合で、また明日も行くことになります。しかもパスポートのコピーにロイヤーかポリスの認証をもらってこいと簡単におっしゃいます。パスポートのコピーに認証をもらうというのは、以前海外の銀行口座を開設するときに日本でやったことがありますが、引き受けてくれるところがなくて、結局知り合いの税理士にやってもらったのでした。
こちらではひょっとして領事館でやってくれるかと電話して聞いたところ、領事館ではやっていないので、Justice of the Peaceというのを電話帳で調べて頼みなさいと教えてくれました。
職業別電話帳Yellow Pageを見ると確かにJustice of the Peaceというカテゴリがあり、たくさんの個人の名前が地域別に並んでいます。電話を掛けてみると、やはり普通の個人なので平日の昼間に電話に出てくれるところはあまりありません。たいてい留守電なので、そのままガチャンと切ります(笑)。上から順にかたっぱしから掛けて、出てくれたところに用件を伝えて、相手の都合を聞いて、お伺いしました。通りの名前と番地が分かっているので、家を見つけるのは簡単です。
行ってみると、大きくはありませんが、古くから建っていると思われる立派なお宅で、優しいご婦人が親切に応対してくれました。文房具屋でとってもらったコピーとパスポート原本を見せると、コピーにスタンプを押して、サインをしてくれました。お金は取られません。聞くところによるとお金をもらってはいけないのだそうです。
Justice of the Peaceというのは結局何なのか。公証人というより民生委員みたいな感じでしょうか。