免許をとる

日本の運転免許をNZの運転免許に書き換えるには、初めて免許を取る若い人と同じように、筆記試験と実技試験を受ける必要があります。初めて免許を取る人は、ラーナーライセンス、リストリクテッドライセンスという制限付き免許を一定期間持った後実技試験を受けなければ正式ライセンスがもらえないのですが、外国の免許からの書き換えの人は、いきなり実技試験が受けられるという点だけ優遇されます。もっともアメリカやヨーロッパの国々の免許は実技試験が要らないらしいですが、日本から来た人は実技試験を受けなければなりません。
免許のことは警察ではなく最寄りのAA(JAFに相当)が代理店としてやっています。土曜日もやっているので便利です。さっそくTakapunaのAAに行ってきました。窓口はけっこう並んでいます。
外国免許切り替えの趣旨を伝えて、窓口で申請用紙をもらいましたが、よく見るとカウンターにも置いてありました。書類を書いて、パスポートと、国際免許と、住所の証明としての銀行のステートメントを窓口に出します。日本の免許はローマ字もなければ、年号も和暦なので出しても全然意味なし。(こんなんだから、日本の免許では簡単に切り替えできないのです!)申請書に書く免許の発行日や期限は国際免許に書いてある日付をそのまま書けばOK。
視力測定と、免許に印刷するサインと写真をその場で撮ります。視力測定は器械をのぞき込んで、指示された列のアルファベットを読むというものと、点滅する光が右か左か答えるというもの。サインは専用の液晶パネルの上にタッチペンで書いたものが取り込まれます。写真は備え付けのデジカメでパチリ。なんだか簡単です。
ここまでで費用は84ドル。EFTPOSで払えます。
筆記試験をいつ受けるかきかれます。すぐその場で受けても良かったのですが、別の用事があったので、2時間後に再び来ることにして、予約だけしてもらいました。予約といっても試験会場や試験官の手配があるわけでなく、ただ窓口でテスト用紙をもらってその辺の机で勝手にやってまた窓口に持っていけばOK。時間は30分と聞いていましたが、問題は4択問題が35問。10分足らずで終わってしまいました。選択肢はスクラッチ式になっていて、自分で削ってその場でv(正解)かx(不正解)が分かるというものです。
問題はROADCODEという本($25)に全部載っていて、その中から全く同じ問題が出題されるので、あらかじめ本を読んでおけば、落ちることはあり得ません。(3つまでは間違えても大丈夫)
合格の答案を窓口に持っていくと、初めて実技試験の予約ができます。今度は70.80ドル試験料を取られます。10日先まで予約がいっぱいで、予約が入る一番や早い日朝8時半(平日)に予約を入れてもらいました。実技試験の会場はAAではなく、ずっと北の方にあるブラウンズベイというところのサッカー場に、車検に通っている車(試験に使う)で来るようにとのことでした。