銀行のもうけって?

銀行というのは預金者から低い金利で資金を預かり、高い金利で貸し出す事業です。ですからその利率の差が一般の商売でいうところの粗利であるわけです。
調達金利も貸出金利も自由競争にさらされていますので、銀行の広告には高い定期預金の金利や、低い住宅ローンの金利の数字が踊るわけです。

日本では長らく政策的に金利を低くされていましたので、預金金利はほぼ0でしたが、貸出金利はどんなに条件のよい住宅ローンでも2%を切ることはなかったでしょう。つまりその差(=粗利)は2%以上。



こちらはkiwibankにある金利表示ボード。
昨年10月の記事でこの件に触れたときにはその差は0.3%だったのですが、金利の差の小ささは過激さを増してきました。

上は5年固定の住宅ローン、下は1年定期(10,000ドル以上)の金利です。その差はとうとうわずか0.04%になってしまいました。これで本当に大丈夫なのでしょうか。この勢いだと、そのうちに逆転するかもしれませんね。