引越を振り返って
そろそろ生活も落ち着いてきたので、総括的な記事も書いてみます。
今日は引越について考察します。
船便の引越荷物は重さでなく、体積で課金されます。ですから、貴重な移住資金を浪費しないために、家財の体積をいかに少なくするか、また体積に対する輸送コストに見合わない物は処分することを考慮して荷造りをしました。
テーブルや棚などの家具は基本的に処分。冷蔵庫・洗濯機などの大物家電もヤフオクで換金。なんとなく捨てられずに取ってある細々した物もなるべく処分してきました。
それでも二人の家財があわせて約3立方メートルということで、よく2LDKの部屋にこんなにたくさんの物が収納されていた物だと感心するばかりです。到着したときにはリビングが箱で埋め尽くされて、どうなることかと思いましたが、こちらの2ベッドルームは日本の2LDKよりも面積的には倍くらいあるので、収納できないはずがありません。かさばる衣装ケースなどは処分してしまったので、衣類がまだ収納しきれずに散らかっているぐらいで、あとは無事収納できました。
我が家は幸運なことに、家具付きのフラットに住めたおかげで、大物家電も収納も再調達する必要がありませんでしたので、今のところ、日本で処分した物と同じ物を買ったものはほとんどありません。
これから来る人にアドバイスするとしたら、基本的に日本でわざわざ何か買って持ってこないということです。NZでは何でも売っています。ほとんど値段は変わらないので、あるものは持ってきても良いと思いますが、わざわざ日本で買って送料をかけて運ぶと割に合いません。ウチの場合、日本でわざわざ買って良かったという物は変圧器と中古車ぐらいです。変圧器はたまたまヤフオクでアヤシイのを見つけたので安く買うことができましたが、定価で買うのであれば、こちらで買った方がよいでしょう。また、変圧器は猛烈に重い物なので、体積で課金される船便貨物で運ばないと全く割に合いません。
こちらでは何でも売っていますが、種類が少ないので、こだわりのある物は持ってきた方がよいでしょう。また100円ショップの食器や小物のような安物は売っていますが割高です。安物だからといって捨ててくると、再調達するのに口惜しい思いをします。
それでは引越の総括なので、引越の費用を記録として残しておきます。
Ocean Freight 船代 | 101,046 |
CFS Charge | 12,186 |
Custom Clearance 税関 | 5,900 |
Handling Charge | 10,000 |
Pickup Charge 引き取り賃 | 10,000 |
Insurance 保険 | 4,348 |
日本側合計(円) | 143,480 |
MAF Screening fee | 5.00 |
Shipping line documentation | 10.00 |
PSC/Unpack | 229.65 |
Forestry levy | 16.84 |
EIFS(船会社の代理店) delivery order | 45.00 |
Administration fee | 6.50 |
Biosecurity fee | 15.00 |
Custom Clearance | 250.00 |
MAF charges | 75.00 |
Cartage | 99.52 |
Storage | 45.93 |
GST | 64.61 |
NZ側合計(NZ$) | 862.05 |
こういうのを取り次いで利益を上げる方が、単に下見や家探しに付き添って手間賃をもらうだけの移住サポートサービスよりも、ビジネスとしてはうまみがあると思うのですよ。