電話を申し込む

ようやく家庭用の電話を申し込みました。電話は携帯があるので別に要らないのですが、ADSLを引くには電話回線が必要なので、まずは電話です。なにしろここは2世帯住宅なので、どうやって電話を引くのか、オーナーに聞かなくてはならず、後回しになっていました。
結局、店子専用の電話線はすでに敷設されているので、ただTelecomに連絡すればよいということが判明し、さっそく挑戦します。
この国では日本のNTTに相当するTelocomという会社が、NTT同様に家庭用の引き込み回線を事実上独占しているもようです。日本なら116に相当する123に電話すればいいらしいのですが、電話での会話にはいまだに不安があるので、窓口に行くことにしました。
Telecomのお店はどこのショッピングセンターの中にもあります。携帯電話が並んでいるので、NTTドコモの代理店ような携帯電話専門の店かと思うと、実は普通の電話も売っているので、やっぱりここはNTT(じゃなくてTelecom)なのだと分かります。
こちらでは、NTTとNTTドコモのように固定と携帯の会社が分離されていないようで、携帯と固定の電話代が無料になるTelecomのサービスのTVコマーシャルがさかんに流れています。NTTとドコモがこれをやると独占禁止絡みでダメなんじゃないでしょうか。
さて、Telecomのお店に入り、カウンターのお兄さんにHome Telephoneの申し込みをしたいとだけ用件を告げます。何も申込書を書かされるわけでなく、最初に声を掛けたお兄さんがてきぱきと画面を見ながらいろいろ質問をします。住所と携帯の番号まではまあ分かるのですが、子供はいるかとか、仕事はしているかとか、前の住所はとか、知り合いの連絡先はとか、どうも電話代を踏み倒されないように信用情報をとっているらしいのです。パスポートと免許証のコピーを取られ、申し込み画面のハードコピーと担当の名刺を渡されて終わりです。日本で電話を申し込むときに聞かれる、番号はどれがいいかとか、電話帳に載せるかとか、オプションサービスを申し込むかとかそういうことはいっさいなしです。いくらかかるとかの説明もいっさいなし。「2-3日で電話がいくから。週末だから多分月曜日かな」というだけです。
いまいち釈然としませんが、このまま電話の開通を待つことにします。