クリスマスの飛行機は混むのか

「日本ではクリスマスを祝いますか」と聞かれることがある。「日本ではニューイヤーがヨーロピアンのクリスマスと同じです。」と答えることにしている。
ニュージーランドのクリスマスは家族が集まる日だ。離れて住む子供たちが孫たちを連れてくる。家族で伝統的な料理を食べる。企業や商店、大型チェーン店までも休みになる日だ。
ほら日本の正月と似ているでしょう。
人口が少ないから日本の帰省ラッシュほどの混雑はないけれど、やはりクリスマスの前の日までに親の住むイナカへ移動する人たちがたくさんいる。12月25日からは全員休みだが、移動の必要な人は12月24日から休む。クリスマス当日は商店などはほとんどやっていない。町に人はいない。みな家でパーティをしている。以前は電車やバスも休みだったらしい。もちろんこんな日に移動する人はあまりいないだろう。日本の元日と同じだ。
今年は12月25日の日本行きの飛行機を予約した。特に意味はない。たまたま土曜日でこの日から休みだったからだ。
「そんな日に飛行機に乗る人はいないだろう」と皆思っている。「安かったからですか」と何回も聞かれた。
座席のない1歳児を連れてのフライトだから、空いている方がありがたいのは言うまでもない。しかし日本とニュージーランドを結ぶ直行便の乗客の大半は日本人だ。人口が30倍も違うのだから。本当にクリスマスの飛行機は空いているのだろうか。