親切な人がいた

今朝はまた電車のダイヤが乱れていて混雑が予想されたので、初めから駅には行かずに家の近くからバスに乗ることにした。
路地からバス通りに出ると、ちょうどバスが走り去っていくところだった。あわてて手を振ったが、バス停から少し離れているせいか、止まってはくれなかった。
次のバス停は乗客が多いので、ひょっとして走れば、次のバス停で捕まえられるかもしれないと思ったとき、知らない人の運転する車が止まって、身振りで乗るように言われた。
事情を見ていて、バスを追いかけてくれるというのである。
案の定、バスは次のバス停で止まっていて、乗せてもらったクルマはバスを追い越し、二つ先のバス停で降ろしてくれた。
親切な人もいるものだ。なんだかニュージーランドにいると、知らない人までみんな友達みたいだ。
この話には落ちがある。バスに乗り込んで行き先を告げると、「このバスは行かないよ。後から来る別のバスに乗って。」と言われた。違う路線のバスを追いかけていたらしい。