2歳未満の幼児は20kgの荷物が運べるか

大きな荷物と小さな子どもを連れての帰省は、国内でも大変だと思うが、海外からの一時帰国はやはり大変だ。

とくに日本には安価な生活雑貨やおいしい食べ物がたくさんあり、運べるものなら少しでも多く運んで持ち帰りたいのが心情だ。

北米路線を除き、エコノミークラスの預け荷物の制限は多くの場合一人20kgのようだ。(米国路線の場合には、50ポンドということで23kgらしい)

一度、恐ろしく高い、もう一人分の切符が買えるくらいの超過料金を実際に支払ったことがあるので、それ以来荷造りは慎重だ。

超過料金は恐ろしく高いわりに、成田のチェックインは結構適当で、人によって言うことが違う。かなりおまけしてくれることもあれば、規定よりも少なく言われることもあるので油断ができない。

隣のカウンターではツアーの客が、2kg超過ですが今回はサービスです、とひどく恩着せがましく言われていたのに、自分たちの荷物は10kgもオーバーしているのに何も言われず、さらに持ち込むつもりだった炊飯器まで「そちらもどうぞ」なんて言われて追加で預かってもらった、ということもあった。

アメリカ線ではないのに、勝手に一人23kgにしてくれることもあった。

幼児運賃(原則として大人の10%)を支払った2歳未満の幼児の荷物の取り扱いは航空会社によって異なり、ニュージーランド航空は大人と同じ重量制限が適用になる。コードシェアをしている日本航空はチャイルドシートやベビーカー以外は認められない。成田でチェックイン業務をしている日本航空のスタッフが、これを正確に知っていることは期待できない。ウチは幼児を入れて3人だから60kgのはずなのに、今まですんなり行ったことがない。

Checked in Baggage - Baggage - Travelling - Air New Zealand

そういうわけで、出発する前に体重計で荷物の重量を量ってから空港に行っても、何キロ超過と言われるのか(言われないのか)は分からない。規定よりも少なく言われたときには抗議するけれど、多く言われたときには黙っているからだ。

超過した荷物は、航空会社に超過料金を払わずに、空港内の郵便局から小包で送った方がはるかに安い。だから、荷物の一部は旅行かばんには入れず、始めからダンボールで梱包しておく。

また旅行かばんそのものがかなりの重量がある。ひとり20kgしかない割り当てのうち、かばんに5-7kgも費やしてしまうのは無駄だ。だから、どうしても潰れては困るもののみを旅行かばんに入れ、衣類などはなるべく段ボール箱に入れて、総重量を軽くする。

日本で買ったものの全てがすぐ必要なものではない。船便でも構わないものもあらかじめ分けておく。

そして5kgオーバーと言われたときには、この箱をSAL便で送る。10kgオーバーと言われたら、この箱を船便と決めておく。

ところで、上記のサイトによると、ニュージーランド航空の荷物重量制限に変更があり、5月26日より前に発行された航空券の場合には一人20kgで、5月26日以降に発行された航空券の場合には23kg*1になったらしい。

次回の帰国は年末年始。5月26日より前に発行された航空券。2歳未満の幼児連れ。さて成田で重量制限は何キロと言われるだろうか。Webサイトをプリントアウトして用意しておこう。

*1:かつ一人1個まで。一人1個という制限が付いては、上記のような作戦は使えない。困ったものだ。