陪審員に選ばれた
Ministry of Justiceから手紙が来ているよと妻に言われた。
開けてみたら陪審員の呼び出しだった。永住権を取って選挙人名簿に登録してから3年半になるが、選挙人名簿からランダムに選ばれるという陪審員に選ばれるのは初めてだ。
5月24日に出頭せよ、ということなのであまり時間がない。
出頭しても実際に12人の陪審員に選ばれる可能性は低いらしいけれど、何せ行ったところで、十分に英語が分かる自信がない。積極的に社会参加してこの国に貢献したい気持ちもあるし、好奇心だってあるのだけれど、よく理解できずに重要な判断はできないので、辞退したい。
と思ったら同封されている説明のリーフレットに、「英語が分からない人は辞退してください」と英語、マオリ、アラビア、中国語(簡体)、中国語(繁体)、ヒンドゥ、コリアン、クックマオリ語、フィジー語、ニウエ語、サモア語、トケラウ語、トンガ語、ツバル語で書かれている。他のヨーロッパや日本のような先進国の言葉では書いていない。
一応明日会社の人に聞いてから、辞退の書類を書いて送ろうと思う。3年くらい選挙人登録しているだけで選ばれるのだから、他にも選ばれて断ったことのある人はいるだろう。
日本で一生の間に裁判員に選ばれる可能性はとても低いと思うけれど、ニュージーランドで再び陪審員に選ばれる可能性は高そうだ。もっと英語が堪能で、やりたければ陪審員にもなれるんだね。
この話は後日談がある。
陪審員の話の続き