仕事を探す(その9 リファラー)

面接にパスすると、調査がある。ここで必要なのがリファラーだ。

リファラー(Referrer)は前の会社の上司になっていただくのが一般的のようだ。リファラーの名前と連絡先を二人書いてください、と言われることもある。そこで前の上司などに確認の電話などがいくことになる。

前の職場が外国など遠隔地の場合には「リファレンス・レター」を書いてもらってもよい。それでも調査の電話やメールなどはいくことが多いので、必ず連絡が取れる電話番号やメールアドレスなどを書いてもらわなければならない。

これは日本にない習慣なので、ニュージーランドに渡航して学校に行くなどして、すぐ就職活動をしない人であっても、日本の会社を退職する前に、よく上司に頼んで根回ししておく必要があるだろう。普通会社人間は辞めた人には冷たい。

あなた:「ニュージーランドに移住するので退職します。」
上司:「がんばれよ。できることがあったら言ってくれ。

退職1年後

あなた:「英語で照会の電話がかかってくるかもしれないんですけどリファラーになってくれませんか。」
元上司:「面倒だな。俺じゃなきゃダメなの?

永住権申請のときに過去の業務経験を証明するのにもリファレンスレターは一般的によく認められる。あらかじめ何を証明してほしいのか、自分でサンプルの英文を書いて、日本にいるうちに上司にお願いしておくのがよいだろう。間違ってもケンカして退職してはいけない。