オフィスに子ども?

会社に子どもや家族を連れてくる人がよくいる。というか、一度も家族を見たことがない人の方が珍しい。

家族が赤ちゃんを連れてくると、ひととおりフロアを回ってお披露目するのが普通だ。みな子どもが好きなのか、赤ちゃんが来ると喜ぶ。学校が終わった子どもをオフィスの隅で待たせている人もいる。(子どもを一人で家に置いておくことはできない。)騒いだりして仕事の邪魔をするようなしつけの悪い子はいない。

同じチームのメンバーは、みな小さな子どもがいて、1日に何回も家族から電話がかかってくる。席で喧々諤々の議論をしているときに、パートナーや子どもから電話がかかってきても、ちゃんと出る。

ぼくが子どもの時には、父親の会社に電話することなどありえなかった。会社に電話するのは緊急のときだけと教わっていた。子どもが父親の会社に行くのは、「会社の運動会」(!)か、「家族工場見学会」(!)みたいなときだけだった。

今でも日本の会社では、仕事中に1日に何回も家族と電話していると、あまり良くは思われないだろうし、会社に子どもを連れてくると、白い目で見られることもあるかもしれない。

生産性がどうなのかということは良く分からないが、どっちがいいかというと、ぼくにはニュージーランドの方が快適だ。