就職活動に適さない時期

2月になって、長いスクールホリデーも終わり、職場に人が多くなってきた。

とにかく長い休暇を取る人が多い。

特に12月後半から1月いっぱいは、クリスマスと年末年始で法定休日が続くうえに、子どもたちの学校が夏休みになるので、休暇をとる人が特に多い。

ぼくのいるところは大きな会社だから、全社休業にはならないが、日本のお盆の頃に似た開店休業のような状態が続く。個人事業の商店などは、少し前の日本のように、年末年始の2週間くらい閉まっていることはむしろ普通だ。

休暇(Holiday)と言えば、週単位が当たり前だ。HolidayではないHolidaysだ、と直されたことがある。「今度日本に行くから1週間休むよ。」と言うと、9割以上の人に「それは短いね。」と言われる。

とにかくこの時期は、担当がいなくて、物事が進まないということが多い。もちろん週単位で休むのだから、ちゃんとした会社ならば事前にバックアップの担当などは決まっているはずだ。と言っても、バックアップの人が普段の倍も働くことはない。ああ、その件なら聞いていますよ、と言うだけだ。

この時期に就職活動をする人は、求人広告を見て、そこに名前が載っている人を電話で呼び出しても、休暇でつかまらないということが多いだろう。そんなときには休暇から帰ってくるのを待たず、バックアップの人を出してもらった方が良い。

日本では12月にボーナスをもらってから退職する人が多いと思う。ニュージーランドにはボーナスはないけれども、やはり12月に退職する人は多いそうだ。だから補充が必要なのでチャンスも多い。この時期に就職活動をすることになった人は、いつもよりプロセスに時間はかかるかもしれないけれども、あきらめずに粘るといいと思うよ。