保険金スピード審査

先週皮膚の湿疹で医者にかかって軟膏を処方してもらった分の医療費の保険がおりて、小切手が届きました。11月15日の請求からわずか10日のスピード処理で、思わず我が目を疑いました。しかも手紙の日付は17日。請求書をFAXしたのは夜でしたから、ほぼ即断即決で処理したとしか考えられません。

以前同じクリニックに妻を連れて行き、同じ保険会社に保険金の請求を7月5日にしたのですが、保険金を受け取ったのは約2か月後の9月6日のことでした。その間、あまりにもなしのつぶてで、こちらから催促し、その後、本人に「どう痛かったか」など事情の説明を求めるメールが来たり、なかなか面倒だったのです。

湿疹と腰痛という違いはあるものの医療機関も薬局も金額もほぼ同じ。書類の送り先も同じ。それなのに処理日数や手順が大きく違うのです。

私が仕事としているコンピュータの世界では、インプットが同じであれば、アウトプットはいつも同じです。バグのあるプログラムは、同じ条件で実行すれば、あきれるほど必ず同じところでエラーを出すのです。

しかし前の記事に書いたクレジットカードの入会審査や、条件が同じなのに人や場合によって審査期間や結果が大きく異なる移民局の処理などを見ていると、同じインプットに対して同じアウトプットを期待してはいけないということが分かります。

日本ほどマニュアルや前例を重視せず、担当の裁量で処理することが多いからなのかもしれませんが、その辺はよく分かりません。とにかく言えることは、そんなわけなので、このブログを含め、経験者の情報は鵜呑みにせず、参考程度に、ということです。