航空券の価格調査

クリスマス休暇に一時帰国することにしました。

と言っても、こちらに来たときにはビザの関係で帰りの航空券がなければ入国できなかったので、往復の航空券を持っているのですが、あらかじめ帰りの便も予約しておかなければならなかったので、初めからクリスマス時期の日本行きのフライトを予約してあったのです。変更も可能なのですが、休暇をとっても問題なさそうですし、再入国ビザも大丈夫そうなので、当初からの予定どおり一時帰国することにしました。

さて、オークランド→東京のキップはあるので、正月休み明けの東京→オークランドの航空券を手に入れなければなりません。選択肢としては次の3つがあります。
1)片道航空券を買う
2)短期の往復航空券を買って、帰りを捨てる
3)1年オープンの航空券を買って、次の一時帰国に備える。

日本からの航空券の値段はインターネットで検索できるので本当に便利です。
調査の結果、候補となったのは以下のとおりです。
1)片道航空券
 63000円 大韓(KE)
 90800円 キャセイ(CX)

2)短期の往復
 84000円 エバー(EVA)

3)1年オープン
 117000円 ガルーダ(GA)
 123800円 シンガポール(SQ)
 134000円 EVA
 
 経由地によって異なるのですが、これに約25000円くらい諸税と燃料追加料金が加算されます。

KEは確かに安いし、スケジュールも良いのですが、新婚旅行の時に利用して以来、同行者が嫌っているのでまず選から落ちます。

EVAは4月にこちらに来るときにも使っており、今回の帰国にも使うことになっていますが、機体も新しく、エコノミーでも二人がけのシートでなかなか快適です。安いのは理由があって、オークランド便は週2便しかなく不便なのと、日本行きは必ず台北で1泊しなければならないというスケジュールの悪さが、短期の旅行者には不便なのでしょう。我々にとっては急ぐ旅ではなく、台湾は前にも訪問したことがあり、悪いイメージは全然ないので、特に気にならない問題点といえましょう。EVAは第一候補です。

そこで、84000円の短期のキップで帰りを捨てる(事実上の片道)か、134000円で次の帰国に備えるか、が問題になります。こちらから東京行きの往復を買うと、時期によっても異なりますが、3か月有効で直行便が1500ドルくらいということが分かっています。

各社に問い合わせするうちに、ネット広告に出ていないことがいくつか分かりました。

まずEVAのこの運賃はほとんど席が空いていないのです。日程をかなりずらしてもほとんど満席です。おそらく1便あたりのこの運賃の座席数が非常に少ないのでしょう。こういうのはおとり広告に近いです。

もう一つの情報は、EVAは片道50000円の追加で台北→オークランドをビジネスクラスに乗れるというのです。まあ、これは数量限定のおとり広告で釣り、高い商品を勧めるという商法に近いように思います。

しかし50000円の追加で12時間のフライトがビジネスクラスになるというのは魅力です。われわれは片道だけで良いのです。同じ13万円で将来の帰りのキップも用意しておくか、豪華な片道にするかを熟慮した結果、後者を選択することになりました。来年の一時帰国のときには、ニュージーランドからの往復券を買うことになります。まあ、実際その方が安いし、便利です。

実際には乗らない帰りのエコノミーの席も確保できないとチケットは取れません。問い合わせをした旅行会社は、案の定ろくに調べもせずにいっぱいだと言って帰りもビジネスクラスを勧めます。

旅行会社の人に頼らなくても、自分で格安航空券のリアルタイムの残席をネットで調べられるサービスがあります。(http://www.etour.co.jp/)
しかし、航空会社の予約システムというレガシーなシステムとWebシステムを連動させるという、それがどんなに大変なことか分かる人ならあまり手を出したくないシステムを構築しているだけあって、ここで買うと、その分のコストが上乗せされているのか、高いです。ここで空きだけ調べたら、同じ商品をトラベルコなどで探すのがおすすめです。(ここまで書いていいのか?)

確かになかなか空いている日はないのですが、自分でetourのWebで執念深く検索した結果、空きのある日を発見。もう一度この日も調べるようにお願いしたところ、帰りのエコノミーの席を押さえることができました。数少ない席を取ってしまったのに、実際には乗らないというのはちょっと他の方に申し訳ない気がします。

ともあれ、年末年始の日本行きの手配が完了しました。